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鬼怒川の廃墟をめぐる(1)

記事Jul. 8th,2018
Jun. 30th,2018
栄枯盛衰を感じる鬼怒川温泉の旅館廃墟群をめぐります。
所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
横画面での閲覧がおすすめです。
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過去には箱根や熱海とともに“東京の奥座敷”と呼ばれた鬼怒川温泉は古くは日光詣をした大名や日光山の僧侶たちだけが入ることができた歴史ある温泉街で、江戸時代からあった滝温泉と明治時代に発見された藤原温泉とを合わせて鬼怒川温泉と呼びます。東京から直通の特急が運行され、バブル期には団体旅行客で賑わい、温泉街の中心を流れる鬼怒川の両岸には多くの大型旅館が林立しました。しかし、バブル崩壊後は団体旅行の減少やレジャーの多様化、箱根温泉などの他の人気温泉地との競合に敗れ、人気に陰りを見せています。

そんな鬼怒川の現状を記録するべく、明暗分かれるホテルと旅館、過去の栄華を垣間見られる鬼怒川温泉を訪れました。

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東武鬼怒川線で鬼怒川温泉の玄関口である鬼怒川温泉駅よりさらに一駅先の鬼怒川公園駅で降ります。
2018.6.30 栃木,日光市

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鬼怒川公園駅の駅舎。あまり利用客は多くないようです。
2018.6.30 栃木,日光市

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鬼怒川公園駅前の風景。いくつか小さな店舗はありますがすでに廃業しているものも見られます。
2018.6.30 栃木,日光市

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標高を示す看板。
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鬼怒川公園駅を望む。駅前は県道121号線で東武鬼怒川線沿いに続きます。
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鬼怒川公園駅から鬼怒川温泉駅方面へ少し歩くと旅館があります。こちらは営業している旅館です。
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梅雨が終わり夏を迎えていますが紫陽花がきれいに咲いています。
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谷底を流れる鬼怒川の対岸にも多くの旅館が見られます。
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鬼怒川に流れ込む沢を越えます。
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途中鬼怒川にかかる滝見橋へと分かれる道があります。
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階段を下りていきます。
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滝見橋が見えてきました。
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滝見橋は鬼怒川にかかる吊り橋です。
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注意書きがあります。
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眼下には鬼怒川が流れます。
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鬼怒川の上流を望む。鬼怒川公園駅からここまでの道にあった旅館が見えます。これらは営業しています。
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鬼怒川の下流を望む。右側に並ぶ旅館は営業していますが、左側に並ぶ旅館はそのすべてが廃墟で営業していません。
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少しアップで見ます。左から“元湯 星のや”、“きぬ川館本店”、“鬼怒川第一ホテル”です。
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“元湯 星のや”をアップで。
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“きぬ川館本店”をアップで。看板は一部の字が欠けています。
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“きぬ川館本店”の売りは“かっぱ風呂”でしたがこの大きな窓がある部分に“かっぱ風呂”がありました。
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こちらも“きぬ川館本店”の一部です。
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遠くには“鬼怒川観光ホテル 東館”や藤原消防署が見えますがこれらの建物も現在は使用されていません。
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県道に戻り、鬼怒川温泉駅方面へ歩きます。廃墟群が見えてきました。
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“元湯 星のや”です。
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“元湯 星のや”の入り口部分。大正14年創業で鬼怒川温泉が西岸の滝温泉と東岸の藤原温泉に分かれていたころからある老舗旅館でしたが2010年に廃業してしまいました。
2018.6.30 栃木,日光市

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“元湯 星のや”を見上げます。一部割れている窓はありますが外観は比較的きれいです。
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“元湯 星のや”の看板。
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“元湯 星のや”。
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県道をさらに進みます。
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ここからは“きぬ川館本店”だった建物が続きます。こちらも昭和4年創業の歴史ある旅館でしたが1999年に約30億円の負債とこの巨大な廃墟を残して廃業しました。
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“きぬ川館本店”の建物。
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“きぬ川館本店”の売りだった“かっぱ風呂”の看板。木々が生い茂り道路から見えにくくなっています。
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ここにも“かっぱ風呂”の看板。
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“きぬ川館本店”の正面部分。
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“きぬ川館本店”の入り口だったと思われる部分。入り口の上にはかっぱが描かれています。
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増築を重ねられた“きぬ川館本店”。かなり大きな建物です。
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もう来ぬ温泉客を待つ“歓迎”の看板。
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“きぬ川館本店”の建物を見上げます。
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来た道を振り返って。左側が“きぬ川館本店”、右側は東武鬼怒川線が通ります。
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荒廃が進む“きぬ川館本店”。
2018.6.30 栃木,日光市

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県道をさらに進みます。
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“きぬ川館本店”とその隣にある“鬼怒川第一ホテル”の間。
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建物の間をホラー映画にでも出てきそうな階段が下へ続いていますが先は見えません。
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上も崩れた何らかの構造物が見えます。
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オレンジ色の建物は“鬼怒川第一ホテル”です。昭和55年創業で比較的新しい部類の旅館ですが2008年に廃業しています。
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無残に破れた“鬼怒川第一ホテル”の看板。
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“鬼怒川第一ホテル”の入り口部分。外観は比較的きれいです。
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“鬼怒川第一ホテル”と“きぬ川館本店”を望む。
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県道を再び進みます。ずっと続いてきた廃墟群が途切れます。
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対岸には今でも人気を集める“あさやホテル”が見えます。この“あさやホテル”もバブル崩壊で一度経営破たんし、産業再生機構の支援を受けて再生しています。
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対岸には現在も営業している旅館が並びます。廃業した旅館が並ぶこちら側とは対照的です。
2018.6.30 栃木,日光市

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来た道を振り返る。
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県道を進むとこの先にも廃墟が続きます。
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山腹の穴から霧が流れ出る“鬼怒の風穴”についての説明書き。2006年に市町村合併でなくなった藤原町が設置したものです。
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鬼怒川の対岸に続く道が分かれていきます。ここにある“鬼怒川観光ホテル 東館”も現在は営業していません。
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くろがね橋へと続く下り坂。
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“鬼怒川観光ホテル 東館”を見上げます。外観は比較的きれいに見えます。
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くろがね橋のたもとには足湯があります。
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足湯のわきには下へと続いていく階段があります。
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さらに階段を下りていきます。
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階段は鬼怒川の水面近くまで続きます。
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水面近くから対岸の旅館を望む。鬼怒川の旅館がどういう場所に立地しているのかよくわかります。
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鬼怒川から立ち上がる崖に旅館並んでいます。
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下流を見る。
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くろがね橋の上から。
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くろがね橋の上から鬼怒川の下流を見る。
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くろがね橋の上から鬼怒川の上流を見る。先ほどまで見てきた廃墟群が遠くに見えます。
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滝見橋をくろがね橋から見る。
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くろがね橋から“鬼怒川第一ホテル”を見る。
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“鬼怒川第一ホテル”の看板。
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くろがね橋の下を流れる鬼怒川。太鼓橋のようなものが見えます。
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太鼓橋をアップで。奥はよく見えませんが瓦礫が散乱しています。
2018.6.30 栃木,日光市

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太鼓橋があるところの上は木々に覆われていますが“岩風呂 水明館”という旅館があり2000年ごろまで営業していたようです。数少ない源泉を持つ旅館で歴史も長かったようですが、下の太鼓橋の部分を残してすでに取り壊されています。
2018.6.30 栃木,日光市

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くろがね橋の上には鬼怒川温泉の地図があります。
2018.6.30 栃木,日光市

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かなり色あせており、すでに営業していない旅館も多く描かれています。
2018.6.30 栃木,日光市

鬼怒川の廃墟めぐりは後篇へ続きます。

所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
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