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西武安比奈線跡を辿る(2)

記事Aug. 8th,2018
Jun. 7th,2018
1963年に休止されてから54年もの時を経て2017年に正式に廃止された西武安比奈線。正式廃止から約1年後の廃線跡を辿ります。
所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
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横画面での閲覧がおすすめです。
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西武安比奈線跡を辿る、後篇です。

01

南大塚駅からおよそ1㎞の地点を過ぎると安比奈線は住宅街を抜けて田園地帯へ続いていきます。葛川という小さな川を渡る葛川橋梁が見えます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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赤間川橋梁の少し手前にも踏切跡が残ります。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅方面。鉄パイプでできた柵で仕切られています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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柵の隙間から見た線路跡。埋もれかけたレールが見えます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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線路はアスファルトに埋まっています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅方面。こちらは完全に雑草に覆われていて線路を見ることができません。
2018.6.7 埼玉,川越市

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踏切跡を振り返る。
2018.6.7 埼玉,川越市

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田んぼの間に安比奈線が走っていた築堤が残ります。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅から約1.3kmの地点にある踏切跡。
2018.6.7 埼玉,川越市

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踏切跡の近くはレールが見えますが、その先は雑草で覆われていて見えません。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅方面。簡易的な柵で仕切られていたようですが壊れてしまっています。柵の一部だったと思われる木材は線路上に置かれています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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アスファルトに埋まったレール。護輪軌条もあり、かつて踏切だったことは明白です。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅方面。線路跡は低く伸びた木の枝の下をくぐっていきます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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枯葉や雑草に覆われた線路跡。
2018.6.7 埼玉,川越市

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違う角度から安比奈駅方面を見る。
2018.6.7 埼玉,川越市

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踏切跡を振り返る。
2018.6.7 埼玉,川越市

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少し安比奈駅方面へ進むと小さな水路を超える部分がありますが、橋梁のようなものはなくレールが宙に浮いています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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線路跡は住宅が点在する田園地帯を通っていきます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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少し先に小さな用水路を渡る橋梁が見えます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅から約1.4kmの地点にある踏切跡。
2018.6.7 埼玉,川越市

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小さな用水路を渡る橋梁。橋台と橋桁が残っていますが枕木は失われていてレールは浮いています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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橋梁を別の角度から。奥のレールは曲がってしまっています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅側から見た踏切跡。
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安比奈駅方面。
2018.6.7 埼玉,川越市

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線路跡は雑草で完全に覆われてしまっています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅側から踏切跡を振り返る。
2018.6.7 埼玉,川越市

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田畑の間に雑草が伸びた帯状の土地が続きます。安比奈線跡です。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅から約1.7kmの地点にある踏切跡。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅方面。
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奥に見える電柱のあたりがひとつ前の踏切跡です。
2018.6.7 埼玉,川越市

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アスファルトに埋まったレール。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅方面。こちら側も雑草で覆われています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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ここからしばらく線路跡に並行して道路があります。南大塚駅方面。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅方面。
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近隣住人が線路跡を渡りやすいように置いたのか横切るように板が渡してあります。
2018.6.7 埼玉,川越市

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境界標と思われるもの。風化しています。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅から約1.9kmの地点にある踏切跡。
2018.6.7 埼玉,川越市

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踏切跡から南大塚駅方面。
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護輪軌条が残されていますが道路の幅と違うため、当時はもっと道路が細かったと思われます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈駅方面。この先線路跡は森へ入っていきます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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柵の間から見た線路跡。線路跡に差す木漏れ日が幻想的です。
2018.6.7 埼玉,川越市

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線路跡の近くの道路から森を抜ける線路跡を見ることができます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅から約2.2kmの地点にある池辺用水という水路を渡る池辺用水橋梁。
2018.6.7 埼玉,川越市

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この池辺用水橋梁はNHKの連続テレビ小説のロケ地となり、放送当時は遊歩道化されていましたが現在は再び立ち入り禁止になっています。木製の欄干はその時取り付けられたものです。
2018.6.7 埼玉,川越市

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池辺用水橋梁へつながる線路跡の南大塚駅方面。
2018.6.7 埼玉,川越市

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南大塚駅方面。看板以外にかつて鉄道が走っていたことを示すものは何もありません。。
2018.6.7 埼玉,川越市

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入間川にかかる八瀬大橋へのアプローチ。右側の木が生えているあたりが安比奈線の線路跡です。
2018.6.7 埼玉,川越市

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八瀬大橋から見た安比奈線の南大塚駅方面。木々や雑草に覆われていて線路跡はよくわかりません。
2018.6.7 埼玉,川越市

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線路跡の各所にあった立ち入り禁止の立て看板と柵によってかろうじてどこが線路跡なのか知ることができます。
2018.6.7 埼玉,川越市

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安比奈線が通っていた部分を見下ろす。線路跡は八瀬大橋のアプローチによって完全に分断されています。八瀬大橋は安比奈線が現役だった当時はまだありませんでした。安比奈線が休止された後の1972年に八瀬大橋は建設され、その時はまだ安比奈線を横切る形ではありませんが、その後1995年に国道16号線まで直線的に結ぶルートに道路が切り替わった時に今のような形になりました。
2018.6.7 埼玉,川越市

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八瀬大橋の反対側を見る。安比奈線はこのまま奥に見える水道橋の先へ続き、そこに安比奈駅がありました。安比奈車両基地が計画されていたのもこの場所です。
2018.6.7 埼玉,川越市

安比奈車両基地の計画が中止となり永遠に列車が走ることはなくなった安比奈線ですが、跡地の利用についてはまだ未定でしばらく現状のまま残ると思われます。しかし、近い将来完全に遺構が失われることは間違いありません。

今回夏で雑草が生い茂り線路跡が見づらい状態だったので、完全に遺構が失われる前に機会があれば雑草の少ない季節にこの廃線跡を再び辿ってみたいと思います。

所有者の許可なく私有地や建造物に入ると法令により罰せられます。
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