横須賀港は海上自衛隊とアメリカ海軍の横須賀基地が置かれ、多くの艦艇が拠点を置く軍港です。横須賀港の歴史は長く、江戸幕府が開設した横須賀製鉄所を起源とします。その後、大日本帝国海軍の横須賀鎮守府が置かれて発展し、現在は海上自衛隊の自衛艦隊司令部やアメリカ海軍の第7艦隊などが置かれています。
そんな横須賀港を海上からめぐるYOKOSUKA 軍港めぐりに乗船しました。
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横須賀市内、京急汐入駅近くの駐車場に車を止めて散策します。
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歩道橋からは遠くに海上自衛隊の艦艇が停泊する横須賀基地が見えます。
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護衛艦“いずも”が見えます。
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歩道橋から降り、ヴェルニー公園へ向かいます。ヴェルニー公園にも駐車場がありますが収容台数はとても少ないです。
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ヴェルニー公園です。
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ひとまずYOKOSUKA 軍港めぐりの乗船券を購入しに行きます。
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乗船券の発券所である汐入ターミナルが入るショッパーズプラザは改装工事中で場所がわかりにくいですが看板が目印です。
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乗船券を購入できました。
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時間があるのでヴェルニー公園を散策します。
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海沿いを歩いていきます。
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ヴェルニー公園はフランス式庭園の様式を取り入れた公園で、約2000本のバラが植栽されています。見ごろは5月から6月ごろです。
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海沿いはウッドデッキが続いています。
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対岸はアメリカ海軍の横須賀基地です。
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対岸のほとんどはアメリカ海軍基地ですが一部は海上自衛隊横須賀基地の楠ケ浦地区です。第2潜水隊群が置かれていて、停泊するのは海上自衛隊の潜水艦です。潜水艦が配備されているのは横須賀と呉のみでここは日本で潜水艦を間近に見られる数少ない場所です。
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対岸に見えるのは横須賀海軍施設ドックです。艦船の修理に使われるこのドライドックですが、一番古い1号ドックは明治4年(1871年)に完成して今も使用されています。
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突堤があってドライドックや潜水艦をよく観察できます。
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ヴェルニー公園は500mほど続きます。
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左の銅像は公園の名前の由来にもなり、横須賀製鉄所の建設を指導し、日本の近代化を支援したフランス人技術者のレオンス・ヴェルニーです。右は洋式軍隊の整備や横須賀製鉄所の建設を進めた江戸幕府の勘定奉行、小栗忠順です。
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海上自衛隊の横須賀基地が見えてきました。
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ヴェルニー公園はこの先の横須賀駅近くまで続きますが軍港めぐりの時間も迫ってきたのでここまでにします。
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向こう側に見えるのは海上自衛隊の横須賀基地です。
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手前に護衛艦“いずも”、奥にも多くの護衛艦が停泊しています。
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右側はアメリカ海軍の横須賀基地が続いています。
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ヴェルニー公園の奥にはヴェルニーの功績を紹介するヴェルニー記念館があります。手前には大日本帝国海軍の戦艦陸奥の主砲が置かれています。
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1便前の軍港めぐりの遊覧船が戻ってきました。
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汐入ターミナルへ戻ります。
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汐入ターミナルの前にある汐入桟橋。乗船客が集まり始めています。
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遊覧船“Sea Friend 7”に乗り込みます。
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汐入桟橋から離岸し、軍港めぐりに出発します。
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右側はアメリカ海軍の横須賀基地です。横須賀海軍施設ドックが間近に見えます。こちらは1号ドックから3号ドック。
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停泊するそうりゅう型潜水艦も間近に見ることができます。
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続いて横須賀海軍施設ドックの4号ドックと5号ドックが見えます。5号ドックにはアーレイ・バーク級駆逐艦の姿が見えます。
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こちらもアーレイ・バーク級駆逐艦です。艦番号DDG-56、“ジョン・S・マケイン”です。
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左側は海上自衛隊の横須賀基地。大きな護衛艦“いずも”が見えます。
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ほかにも多くの護衛艦が停泊しています。海上自衛隊の艦艇は帰りにまた詳しく見ていきます。
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再び右側を見ていきます。“ジョン・S・マケイン”の奥に停泊しているのは同じアーレイ・バーク級駆逐艦の艦番号DDG-54“カーティス・ウィルバー”です。
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これらの駆逐艦は横須賀を母港としています。
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隣の桟橋にはアーレイ・バーク級駆逐艦の艦番号DDG-85“マクキャンベル”、奥にはタイコンデロガ級巡洋艦の艦番号CG-67“シャイロー”が見えます。
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停泊するアメリカ海軍の艦艇。
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少し進んでいくと今回のメインといっても過言ではない原子力空母“ロナルド・レーガン”です。空母が着岸する岸壁は陸上からはよく見ることができません。また、空母は一度出港すると数か月帰ってこないこともあります。
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空母の前を通っていきます。左側には見づらいですがアメリカ海軍の原子力潜水艦が停泊しています。原子力潜水艦は在日米軍基地には配備されていないのでめったに見ることができません。
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アメリカ海軍の艦艇が並ぶ横須賀基地。
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今まで見てきた横須賀本港を離れ、船は少し加速します。
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港のある横須賀湾から出ると右側の海上にたくさんの構造物が見えます。
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海上自衛隊の横須賀消磁所です。鉄鋼でできた艦船は次第に地磁気の影響を受けて磁性を帯びますが、そのままでは磁気に反応して起爆する機雷に反応しやすくなってしまいます。逆向きの磁気を船体に当てて磁気を打ち消すための施設がこの消磁所です。
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横須賀消磁所は日本では唯一の消磁所です。海上自衛隊の艦艇は定期的に船体消磁をしているので運が良ければその作業を見ることができます。
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消磁所近くに停泊するタグボート。アメリカ海軍のタグボートでこれから入港する艦船を待ち受けています。
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横須賀湾から出て少し波が高い海上を進んでいきます。
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船は再び陸のある南へ転じます。右側には工場が並びます。
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大きなクレーンが見えるのは住友重機械工業横須賀製造所でタンカーなどの大型貨物船を製造しています。
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自動車運搬船が停泊しているのは日産自動車追浜工場です。
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西洋のお城を模した建物は横須賀市リサイクルプラザです。
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長浦湾へ入っていきます。
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左側に見えるのは吾妻島で島全体がアメリカ海軍の施設になっています。
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右側には海上自衛隊の施設が見えてきました。横須賀基地の船越地区です。
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停泊しているのは艦番号ASE-6102の試験艦“あすか”です。海上自衛隊の新しい艦載兵器を実験するための艦艇です。
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船越地区には海上自衛隊の自衛艦隊司令部があります。
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後ろから見た試験艦“あすか”。
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長浦湾の中は長浦港になっています。長浦港は横須賀港の一部です。
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湾の奥にある長浦港は海面が穏やかな天然の良港です。長浦港を時計回りに一周していきます。
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左側には艦番号MSO-304の掃海艦“あわじ”が停泊する田浦地区。長浦湾には船越地区以外にも海上自衛隊の施設が並びます。
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海上保安庁の巡視艇も停泊しています。
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海上自衛隊の艦艇に燃料を運ぶための支援船が並んでいます。
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長浦港を一周しました。
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船越地区には海洋観測艦“にちなん”も停泊しています。
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再び船越地区の前を通り過ぎます。
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変わって右側には潜水艦が停泊しているのが見えます。
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手前はおやしお型潜水艦です。
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奥に見えるのはX型の舵が特徴的なそうりゅう型潜水艦です。近くを通り過ぎていきます。
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新井掘割水路に入っていきます。
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長浦湾を離れます。
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右側に佇む変わった模様が描かれた船は標的艦です。
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タグボートとしての役目を終えた標的艦は訓練のための射撃目標となって沈められます。
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新井掘割水路に入っていきます。この水路は長浦湾に海軍の施設が次々と造られて横須賀湾の間との間の往来が増えたのに伴い交通の便を図るために3年かけて掘られ、明治22年(1889年)に開通しました。
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新井掘割水路が掘られた結果もとは陸続きだった吾妻島は島になりました。途中、アメリカ海軍の施設がある吾妻島へ渡るための渡船が見えます。
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新井掘割水路を抜けると横須賀湾に戻ります。右側には再び海上自衛隊の横須賀基地が見えます。長浦地区には艦番号AMS-4305、多用途支援艦“えんしゅう”とその奥に艦番号LC-2002、輸送艇2号が停泊しています。
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続いて右側には多くの護衛艦が並ぶ吉倉桟橋が見えます。
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吉倉桟橋は横須賀基地のメインの桟橋です。
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左から艦番号DD-154“あまぎり”、DD-154“あきづき”、DD-107“いかづち”。護衛艦“あきづき”の母港は横須賀ではなく佐世保です。
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桟橋を挟んで左から艦番号DD-101“むらさめ”、DD-109“ありあけ”とAOE-423の補給艦“ときわ”が並びます。護衛艦“ありあけ”も母港は佐世保です。
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壮観です。陸上からはこのように並んだ護衛艦を見ることはできません。
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隣の桟橋には艦番号DD-111、護衛艦“おおなみ”が停泊しています。
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いつもこのようにたくさんの護衛艦が停泊しているわけではなく、1隻もいないこともあるそうで見られるかは運次第です。
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最後に、吉倉桟橋の隣の逸見岸壁には艦番号DDH-183、ヘリコプター搭載護衛艦“いずも”が停泊しています。
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飛行甲板には哨戒ヘリが並んでいます。通常搭載機は入港時には所属する館山航空基地へ戻ってしまうため、このようにヘリコプターが並んでいるのは珍しいです。
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“いずも”は2隻ある海上自衛隊最大の艦艇であるいずも型護衛艦のうちの1隻です。
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たくさん並ぶ海上自衛隊の護衛艦。
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右側にはヴェルニー公園が見え、まもなく軍港めぐりは終わりです。
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潜水艦の乗員が手を振ってくれています。
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まもなく着岸です。
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汐入桟橋に戻ってきました。これで軍港めぐりは終わりです。
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横須賀を後にします。
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